Columnコラム
手段ではなく目的を正しく追いかける
2020.06.02
さて弊社では店内MTを営業を少し切って朝の時間に行なっておりますが
お子さんがいる方や、時短の方も多いので負担の少ない朝に行っています
また夜営業後だと疲れてしまってる反面、朝だとまだ脳みそは起きてないかもしれませんが比較的上向きの状態だと思っていますが
このMTなんですが
そもそもMTの議題を話し合うこと、物事を決めることが目的になってしまっていて
本来の目的を忘れてしまうのもだと思います
最近もある店舗のMT議事録を拝見しましたが
①クリーンネスために必要なことを店舗として一つ決め一ヶ月やりきること
②次回予約を取ってもらうために店舗として一つ決め一ヶ月やりきること
などを議題にあげさせましたが
それぞれに決まりごとが多すぎる、かつ具体性がないものが多すぎて
本当に一ヶ月やりきれるのかな
と思ってしまいました
これは典型的な例で
物事を決めることが目的になってしまっている状態です
そもそもの目的は
例えばこの場合
①クリーンネスために必要なことを店舗として一つ決め一ヶ月やりきること
②次回予約を取ってもらうために店舗として一つ決め一ヶ月やりきること
こちらの2点なのですが
例えば①の場合
・ワゴンを徹底して誰が見ても綺麗な状態にする
・カットしたら床の毛を必ずはく
など簡単な決め事でいいのですが、飛躍して具体的でない決め事をたくさん作ってしまっていました
絶対と言って良いほど、今回のMTでの決め事は意味のないものになるでしょう
つまりMTするだけ無駄な状態と言えます
この失敗はもちろんMTでの責任者の店長の力量が大多数のなのですが
そこまでしっかり教育していなかった私に最終責任があるのですが
そんなセンチなことも言ってられませんので
この失敗を次のMTに活かして欲しいと思います
多くの場合に
目的がいつの間にかすり替わってしまい手段ばかりに目が言ってしまうケースは多いと思います
例えば
②次回予約を取ってもらうために店舗として一つ決め一ヶ月やりきること
だと
お客様に良いお店とスタッフだなーと思っていただきたいので
・口角を上げ常にニコニコ
・挨拶お出迎え・お見送りを徹底する
など当たり前の基本を決め事にした方が効果がある場合が多いのです
私は人の育成というところを強く意識していますので
今回の例えばこのMT一つとっても
まだまだ店長クラス、マネージャクラスの人たちは成長する部分は大きいのかなとも思っています
また
これらのような小さな失敗から学ぶところは大きく
各スタッフには大いなる失敗を繰り返して欲しいと思います
責任は全てとりますので思い切ってやって欲しいと思っています
流石に法令は遵守して欲しいと思いますがw
失敗から学ぶところは大きく
成功から学ぶものはほぼない
のでこれからも小さな失敗を繰り返して欲しいと思います
美容師さんの多くも同じ状態だと思います
お店を出すのが目的になる
稼ぐのが目的になる
お客様をこなすのが目的になる
なぜ
お店を出すのか
なぜ
稼がなければいけないのか
なぜ
こなすだけになってしまうのか
目的が大切です
重要なのは
主体性を持って
まずやってみること
検証すること
改善すること
もう一度実行すること
です
多くの場合、この検証がありませんので次のMTの議題に入れ込みたいと思います
また多くの場合この主体性が欠落します
なぜなら本来人は失敗や恐怖を嫌がるからだと思っていますが
主体性を持たせるには
それぞれの夢を明確にすること
なぜ働いているのかを明確にすること
自分たちで考える習慣を持たせること
これからもたくさんの失敗を経験して欲しいと思います
なぜこんなに失敗して欲しいを連呼するかというとなら失敗などないからです
本当の失敗とは
同じことを2度繰り返した時
もしくわ諦めてしまった時
そんな時かなと思います
本当は失敗して欲しくなどありませんが
失敗がないと成長がないってことで
失敗していいよって言うと
余計失敗を嫌がりそうなのでもう言いません
逆に失敗するな!って言った方がいいのかな