Columnコラム

ファイナンシャル・リテラシーが全て

2020.05.19

弊社の平均年収はおおよそ550万ほど、高いスタッフだと1000万近くになっていますが美容業界では高水準ではないかなと思っています

給与が上がると
高級車を買う人、時計を買う人、住む場所をアップグレードするなど様々ですが
キャッシュフローはどうでしょうか

キャッシュフロー
みなさん聞きなれない言葉だと思いますが

例えばお金持ち
誰しもがお金持ちになりたいと思っていると思いますが、お金持ちとは一体なんでしょうか

単純に年収が高いことでしょうか
高級車に乗っていればお金持ちでしょうか
ブランドバックを持っていればお金持ちでしょうか


例えば
年収800万のAさん
年収400万のBさん
の二人がいると仮定します

単純に年収が高い給料が高い人が金持ち
と言う定義ならばAさんの方がお金持ちになるかと思いますが

ではAさんBさんのキャッシュフロー(お金の動き)はどうでしょうか


Aさんは年収が高いのをいいことにいい場所に住み高級車に乗り割と高価なブランド品を買ってしまう習慣があるとします

仮に年間800万稼いでも800万の支出があればお金が残りません


Bさんはというと割と堅実で給与が入ったらまず一定額を貯蓄に回します
本当に必要なものだけを買い決して浪費することはありません


Bさんのキャッシュフローの内訳は
年間で400万の収入から300万の支出とします

するとどうなるでしょうか

Aさんは年収800万の金持ちに見えますが
年間を通して余ったお金は0円

Bさんは年収400万で一見お金持ちに見えませんが
年間を通して余るお金は100万となります

このままの状態で10年経てば
Aさんの余ったお金は0円
Bさんの余ったお金は少なくとも1000万
となります

つまりAさんよりBさんがお金持ち
と言うことになります


世間では年収が高い人と結婚したいなどと言う人がいますが
年収が高いからといって決して幸せになれるわけではないのですが

またお金で買える満足というものはすぐ飽きてしまいます
お金は幸せになる為の一要素
と思っているくらいがお金に愛される秘訣かなと思います


このお金の考え方を
ファイナンシャル・リテラシーと言いますが

多くの人がこのリテラシーが低い状態である
と言えるかと思います


世の中の原理原則はいつもシンプルです


入ってくるお金より、出て行くお金が少なければ
お金はたまるのです


このことに気付かないとどうなるのか

もっと給料を取ろうと一生必死になって働くことになります
給料が増えれば幸せになれると思っているわけです
何も考えず朝出勤し、支払いの為に給与が振り込まれるのをドキドキして待つことになります


では給料が上がれば、お金持ちになれるのか

Aさんのようなタイプは給与が上がっても支出が増えるタイプです

Bさんタイプは給与が上がればその分多くのお金を貯蓄に回すことになります


ですので街で高級車を見ても怖気付く必要は一切ありませんw
高級車に乗る8割以上の人はAさんタイプだと私は思っています

これから街で高級車を見たら
この人のキャッシュフローは一体どうなっているのかな?
AさんなのかBさんなのか??
はたまた本物の富豪なのかな???
と考えるようにすると日々勉強になります

どのタイプであるのかは
だいたい運転の仕方やその人の見た目、振る舞いでバレてしまうのもです
しっかり見極めて
目指すタイプの真似をして
嫌だなと思うタイプの逆の行動をすれば
自ずと自分の目指す方角に進む
というわけです

この部分でさえ街を歩いているだけで勉強になりますが、大多数の人は何も考えず、何も気付かないものです


アメリカの調査会社の結果では
資産100万ドル以上の資産家で高級車に乗っている割合はわずか5%程であると言う結果が出ていますが
本物の本質とは一般的なイメージと真逆なことが多いのです


どちらを目指すのが自分にとってベストでしょうか

それはその人それぞれの人生です


弊社では
スタッフに対してこのような教育も取り入れております

最近あるスタッフから
このコロナでなんで美容師をやっているのか自分でもわからなくなったと相談がありました

人生で一番大切なもの
それは『人生の目標・生きる目的』

自分の夢や目標を叶えるために大好きな仕事である美容師をする

美容師を目指す。独立を目指す。

そこを目的にしてしまうと迷うことになります


一回きりの人生、自分は何をやりたいのか

日々考えることが重要です