Columnコラム

美容室のようなアナログ産業だからこそマーケティング力が必要

2022.01.21

であると最近は腹落ちしております。

弊社のお客様におかれましては
現在多くのアンケートや市場調査にご協力いただき、ありがとうございます。

美容業界特に美容室業界は今まで
そこで働くオーナーや現場の美容師が『多分お客様目線であろう』アイデアを考え実行し
そして今の美容室業界そのものを作り上げてきたと思っています。

そしてそれらは『お客様目線』から実は程遠いのではないかとも思います。

例えば
施術料金であったりドリンクなどに至る付加価値、さらには店内BGMなど多岐にわたる現在美容室で行われているサービスそのものです

お客様の多くもそれがいつしか当たり前になり、そうであることがあたり前の状態にあると思っています。

例えばサロン経営者の立場から言えば
ホットペッパービューティに毎月高額な掲載料を支払わなければ、お客様は来ないのではないか
という認識も
ホットペッパービューティ掲載を当たり前にし、大いにリクルートさんを喜ばせる結果となっています。

これは逆を言えば
リクルートのマーケティング力に、見事に美容室業界がハマった結果であり
つまり言い方を変えれば『かもられている』状態です。

ホットペッパービューティなどのポータルサイト掲載料金は
他の産業例えば飲食産業などと比べても、例えば他社他産業のポータルサイトと比較しても10倍近い掲載料となっており

これは今までいかにこの業界が誰かの『いいなり』だったことを示しています。

近い例だとコロナの影響で
掲載料の安価な食べログの台等で、高額な掲載料であるホットペッパーグルメが下火であるような事例がいい例です。

それはなぜか?
私はそれを
今まで自分たちで仮説、調査、分析などを全くしてこなかった業界である
ことが一番大きな要因であると思います。

特に仮説が全くされていないのではないかと感じています。

いま差別化が日本の各産業で大変困難になる中で
お客様理解を独自に深め理解するためのマーケティング力は重要だと感じています。


弊社はこれから社内体制を変革し
マーケティング部を立ち上げ全ての意思決定にマーケティングドリブンを活用することとしました。

マーケットドリブンでの意思決定には日本人独自の情緒的な人情が入り込みづらく
正確な意思決定ができる確率が高まると確信しています。

情緒的な人情が意思決定に入り込むと
嫌われたくない・みんなが喜ぶであろう決断をしてしまう
など経営者の弱さが入り込むことになります。

それは必ずと言っていいほど
正しい意思決定ではありません。

人間は本来誰もが『自己保存』を優先し
自分にとって都合の良い決断をする生き物だからですが
企業の体質はそれとは真逆でないといけません。

そしてそれらの決定は必ずしもその時点で全員が喜ぶ決定ではなくなりますが
中長期で見れば正しい決断ができると思います。

このように書くとまるで私が冷酷卑劣な人間のように感じますが
私自身は全くのビビリ体質であり、嫌われたくもないし人気者でいたいし
重要な決断するときには泣きそうになり、眠れぬ夜を過ごすほど
弱い人間です。


『あの人いい人だよね。優しいよ』な人間から
から
『あの人何考えてるかほんとわからん。結構冷たい。けど結果は出すよ。』
になる覚悟を決めました。


私自身がそうであるからこそ、逆を目指すべきだと
痛感しています。

弊社にお越しのお客様におかれましては
これから様々なアンケート依頼などにご協力いただくことになるかと思います。

何卒ご協力いただき、そして率直かつ重要なご意見を教えていただき
よりお客様に喜ばれる美容室業界を目指したいと考えております。


これから弊社は美容室、飲食業などサービス業の運営を主体とした
マーケティングカンパニーを目指します。