Columnコラム

採用を通して

2020.05.13

5月だけで6名の採用面接をさせていただきましたが
美容業界はいつ売り手市場から抜け出せるでしょうか

簡単に言うと新しい職場を美容師さんが数ある職場から選べる
状態であると思いますが

ここに長年業界で幸せになった人が多くないポイントがあるのではと思っています

会社を選ぶ際に複数を見学し、慎重に選択することは良いことだと思います
人によって優先順位が違いますのでしっかりと見極めて自分にあったところを選ぶと言うのは間違っていませんが

これから業界がもし良くなっていく方向に向かうためには
売り手より買い手市場にならなければいけません

売り手企業から買い手企業にならなければいけませんが


今だとどこでも割と簡単に入れてしまいますので、実際美容師さんが勘違いしてしまう可能性は非常に高いと思います

思いますと言うか実際そうなっているのと感じますので、現状業界は全くよくなっていませんが

他業種に目を移した時に、では今最も伸びている産業や大企業が売り手市場なのか??

売り手市場はいわゆる中小企業や衰退産業に起こっていることで
これが産業全体で見れば8割を占めると言うことだと思います

買い手市場で人を選んで採用する企業は
これからももっと伸びることになるかと思いますが

歴史は繰り返しますので、そんな企業や団体もいつか売り手に回ることになる可能性は非常に高いのですが


簡潔に言うと
『ウチにはカンタに入れませんよ。規定がありますよ』

また
『〇〇だとやめてもらいますよ』
と言う状態にする必要があると思います

社会保険適用の雇用制度でさえも
ここ数年で会社規定の解雇が簡単にできる時代になります


むしろそうならなければこの先の美容業界はよくならないなと


弊社では現在
UKAEらしいとは?プロとは?
を全店全スタッフで定義づけしていますが

今後の社内評価システムや採用に活かす予定です

また
採用面接の際にも
『自分でしっかり考えて決めて、どうしてもウチがいいと思ったらまた連絡ください』

と期限を切って連絡をいただくようにしています

ぜひ入ってくださいなどとは絶対に言わないし
逆に言えばそのくらい弊社のスタッフ風土と仕組み、制度には自信を持っています

人は驚くほど自分で考え納得した決断であればあるほど
謙虚に頑張るものですが

逆にラブコールで期待大の場合は不満を貯めやすいものです

彼氏彼女の関係のようですが


弊社では5月20日である店舗をクローズしますが
既存のスタッフにも
『もしどうしてもウチに残りたいのなら連絡するように』
とだけ言ってあります。

これだけ見ると非情に見えますが
この店とこのスタッフははこのまま続けていても悪くなる一方だ
よくならないとの決断でした

小手先ではなく抜本的である必要性がありました


何事もそうですが
全てにおいて最後は自分で決めることが重要です

自分で決めて覚悟を持てば
ピンチは大きなチャンスに生まれ変わります

目線を常に自分に向けることが重要です

例えば
後100万あったら幸せになれる
あれもこれも買える!

と思う人に永遠に幸せはやってきません


僕は数年で
『うちは今いっぱいで採用枠が今ないんですよ。。』
と言う状態を作り出したいと思います